オスプレイ訓練中止を 日本共産党和歌山県議団が知事に

  県に申し入れ書を手渡す和歌山県議団=3月6日、和歌山県庁              201336

 日本共産党和歌山県議団は3月6日、米軍機オスプレイが6日から8日にかけ和歌山県上空で夜間も含めた低空飛行訓練を実施することに対し、断固中止を訴えよと仁坂吉伸知事あてに申し入れ書を提出しました。

――――――――――――――――【申し入れ文書】―――――――――――――――
                                                  201336
和歌山県知事
 仁坂 吉伸 様

     米軍機オスプレイの低空飛行訓練中止要請を求める申し入れ書

                                           日本共産党和歌山県議団
                                                     雑賀 光夫
                                                     松坂 英樹
                                                     奥村 規子
                                                     高田 由一

 米軍の垂直離着陸機オスプレイが3月6日から8日にかけ、四国から和歌山県上空を含むオレンジルートにおいて、夜間訓練も含めた低空飛行訓練を行うことが明らかになりました。
 オスプレイは開発段階から数多くの事故を起こし、運用段階でも墜落による死亡事故が多発している欠陥機です。飛行ルートには住宅や病院、学校、保育園等があり、ドクターヘリの運行にも支障をきたします。
 知事は昨年の6月議会において、オスプレイの飛行訓練に抗議し拒否することをわが党県議団が求めたことに対し、本県上空を飛ぶ訓練には反対であると表明されました。
 県民の命と安全を守るべき和歌山県知事として国と在日米軍に対し、本県上空でのオスプレイの飛行訓練の断固中止を訴えることを強く求めます。

 県に申し入れる和歌山県議団(左側)=3月6日、和歌山県庁


県地評など要請
 和歌山県地評、安保条約をなくす和歌山県民会議、和歌山県革新懇などは3月6日、オスプレイの飛行訓練の即時中止を求める要請書をアメリカ大使館ルース大使と安倍首相あてに送付。仁坂吉伸和歌山県知事あてを県に提出しました。
 要望書は、何度も墜落事故を起こしたオスプレイの配備が、沖縄で墜落の危険と騒音により住民生活を脅かしていると糾弾。国民の命よりもアメリカの利益を優先する日本政府の態度に国民の大きな怒りがひろがっていることを指摘し、和歌山の空での超低空飛行訓練や夜間飛行訓練の強行の即時中止を要求しています。

県母親大会連絡会も
 和歌山県母親大会連絡会は3月6日、オスプレイの低空飛行訓練の即時中止と配備撤回を求める要請書を国や和歌山県に提出しました。
 要請書は、配備以来オスプレイが、保育所や学校、住宅地の上をわがもの顔で低空飛行し、住民、とりわけ幼い子どもたちが、空からの威圧感や騒音に脅かされ続け、生命の危機を感じる日々をすごしていると指摘。今回の和歌山県上空での訓練実施に、国民として、県民として、絶対に認められないと糾弾し、低空飛行訓練の即時中止、沖縄県普天間基地に配備されているオスプレイを直ちに撤去するようアメリカに求めよと要求しています。

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