2013年2月和歌山県議会
    補正予算に対する反対討論
                    奥村 規子

            議会中継録画 (12:30〜)




201331


 議長のお許しを得ましたので日本共産党県議団を代表して、議案第22号、議案第29号、議案第62号に反対する立場から討論を行ないます。

 議案第29号は平成24年度和歌山県立こころの医療センター事業会計補正予算ですが、このなかで債務負担行為として給食業務委託が追加されています。
 県立こころの医療センターは本県の精神科医療の中核をにない、精神科救急医療や他病院では対応困難な患者の受け入れ、認知症の専門治療など、民間ではできない不採算部門もふくめて担っていく役割を果たしています。ところが全国的に「公立病院改革ガイドライン」という、効率性の追求を最優先にした指針がおしつけられ、県立こころの医療センターにおいても経営効率化計画がたてられ、給食の民間委託もその一環として具体化されてきました。地域医療体制の充実・確保のために県立病院の役割がいっそう重要となるなか、効率性優先の計画そのものを見直すことが求められると考えます。
 病院における食事は医療の一環であり、患者一人ひとりの症状にあわせ、きめ細かな対応がおこなわれているものです。民間委託により、安全性と質的な面が後退しかねない、と危惧されます。
 こうした点から給食民間委託の債務負担行為を含む議案に反対です。

 議案第22号は公営ギャンブルに反対の立場から、議案第62号は市町村負担の引き下げを求める立場から反対です。
 以上で反対討論を終わります。


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