2013年度9月補正予算の概要
○ 議案第75号 平成25年度和歌山県一般会計補正予算
補正額 103億5461万7000円
補正前予算総額 5688億8251万6000円
補正後予算総額 5792億3713万3000円
1.防災・安全対策
◇ 災害医療体制強化推進〔医務課・薬務課〕 3億7270万円
災害拠点病院等の自家発電装置等の整備充実と災害用医薬品の備蓄を推進し、きのくに医療連携システム「青洲リン
ク」の機能強化と接続医療機関の拡大等への支援。
◇ 大規模建築物の耐震化促進〔建築住宅課〕 3億6766万円
耐震化促進法の改正を受け、対象施設の耐震化を支援。
【耐震化促進法の改正】不特定多数が利用する建築物、避難弱者が利用する建築物、危険物を扱う建築物のうち大規模
なものについて、2015年度末までに耐震診断を実施することが義務化され、耐震診断結果が公表される。
補助対象施設 約60棟
◆ 緊急に安全性を高めていく必要がある施設(国費+県費で支援)
@ 被災後の避難生活者を一定期間受け入れることができる避難所としての機能を有する施設
(市町村と協定を結ぶことが要件)
ホテル・旅館等を想定 約30棟
A 災害時に自力での避難が困難な避難弱者が存在する施設
病院、幼稚園、老人ホーム 約20棟
◆ 順次安全性を高めていく施設(国費のみで支援)
B 上記に該当しない施設
物販店舗、遊技場等、集会場、銀行・郵便局、危険物の貯蔵場・処理場 約10棟
補助スキーム(2015年度まで)
(1)耐震診断、補強設計(補助限度額あり)
補助対象 | 国 | 県 | 事業者 |
対象@ 対象A | 1/2 | 1/3 | 1/6 |
対象B | 1/3 | ―― | 2/3 |
(2)耐震改修(補助限度額あり)
補助対象 | 国 | 県 | 事業者 |
対象@ | 2/5 | 1/3 | 4/15 |
対象A | 1/3 | 11.5% | 55.2% |
対象B | 11.5% | ―― | 88.5% |
2.産業の振興
◇ 野菜花き産地強化〔果樹園芸課〕 5000万円
燃油価格高騰への対応策として、施設園芸農家の省エネ設備等の導入に対し、来年度まで緊急的に支援を強化
(1/3→1/2に補助率引き上げ)。
◇ 間伐材ロット供給支援〔林業振興課〕 4530万円
県産材の需要拡大のため、木質バイオマス発電所で使用する燃料用原木(新宮・東牟婁地域中心)をチップ化する
工場(三重県松阪市)に運搬する経費を支援。
3.環境対策(再生可能エネルギー利活用)
◇ 和歌山県地域グリーンニューディール基金活用〔環境生活総務課〕 7421万円
基金を活用し、防災拠点等への再生可能エネルギーの導入を推進。
・まきストーブ、太陽光発電、避難誘導灯
(基金新規積立 5億100万円)
4.国体準備の推進
◇ 和歌山ビッグ愛・ビッグホエール・ビッグウエーブ維持運営管理〔スポーツ課〕 1億2049万円
「紀の国わかやま国体」の開催と2014年のリハーサル大会開催に向け、駐車場を追加整備する。
◇ 警察学校射撃場整備 1563万円
センターファイアピストル競技の会場となる警察学校射撃場を国体仕様にするための施設の改修。
(移設可能備品が約1300万円分)
5.その他
◇ 在宅医療総合対策〔医務課・薬務課〕 1億8410万円
病院・診療所、訪問看護ステーション等が連携し、24時間サポート体制や急変時の対応、病院からの退院支援
など、多職種協働による在宅医療・介護の提供体制の構築に向けた取り組みを支援。
◇ 農作物病害虫対策〔農業環境・鳥獣害対策室〕 4331万円
本年5月に発生したウメ輪紋ウイルス感染樹と感染の恐れがある樹の伐採に係る補償や伐採・焼却処分等の実施。
補償=約3100万円(ウメ120本、モモ30本)
◇ (仮称)和歌山南スマートインターチェンジ整備〔高速道路推進室〕 5000万円
(仮称)和歌山南スマートインターチェンジの整備を推進。
◇ 国庫補助による公共事業(7事業) 40億9056万円
公共事業にかかる国庫補助金の本県への配分額決定に伴う補正。
・インフラの老朽化対策、緊急輸送道路の整備等
◇
高速道路交通警察隊分駐隊舎新築〔警察本部〕 1236万円
近畿自動車道紀勢線南紀田辺IC〜すさみICの整備に伴い、(仮)紀南分駐隊舎の整備に必要な用地取得と設計等
の実施。
6.復興関連予算で造成した基金の返還 計15億7719万円
◇ 森林整備加速化・林業再生基金〔林業振興課〕 15億5395万円
◇ 自殺対策緊急強化基金 〔障害福祉課〕 1027万円
◇ 緊急雇用創出事業臨時特例基金〔労働政策課〕 1298万円
国の返還要請に伴う基金の返還