和歌山県議会
 流量予測の見直しを
  殿山ダム
   高田県議が指摘





20131210
 日本共産党の高田由一Facebook)和歌山県議は12月10日、県議会本会議で一般質問に立ち、河川整備などで県の見解をただしました。
 高田氏は、日置川で1958年と1990年に大洪水がおこり、関西電力は当時、殿山ダムのゲート6門すべてを放流。住民の「ダムが水害を増した」との声を紹介し、関電の設計では毎秒3,000トンが100年に1回の確率でしか流れないことになっているのに対し、最近行った県の計算では毎秒3,400トンが40年に1度となっていると指摘。「設計当時の流量予測がどうみても間違っている。流量予測を見直すべきだ」と迫りました。

 石原康弘県土整備部長は、「現時点では見直しを考えない」と答弁。稲作に影響のでている日置川の塩害調査について石原部長は、「必要に応じて調査を追加する」としました。
 同和事業による住宅新築資金貸し付け滞納問題で、市町の債権回収への県補助制度について野田寛芳企画部長は、「市町の財政負担の軽減をはかることを目的としている」と説明。高田氏は、市町が利用しやすいものにするよう要望しました。

    一般質問概要記録    12月和歌山県議会    県政情報・提案と見解    日本共産党和歌山県議団