小中高教職員を削減 和歌山県が2014年度予算案
                                                                                      2014212
 和歌山県は2月12日、2014年度予算案を発表しました。一般会計は5681億円で前年度と比べ9億円、0.2%増のほぼ同規模の予算案となりました。
 歳入不足のため6億円を県債管理基金から補てん。県の借金にあたる県債を522億円発行し、残高は2014年度末で1兆162億円、県民1人当たり約104万円になる見込みです。
 借金を増やす一方で仁坂県政は、ムダな大型公共事業として凍結された紀淡連絡道路(和歌山市―淡路島)をすすめ(広報活動などに400万円計上)、10月実施の県防災訓練への米海兵隊輸送機オスプレイ参加を歓迎。この姿に自民党いいなりの県政から自民党そのものの県政になったと批判の声があがっています。
 また、毎年減り続けている教職員を今回も高校16人、小学校77人、中学校48人削減し、県民の運動で少人数学級が少しずつ前進しているのに、学級増にみあう県独自の教員配置をおこなっていません。後期高齢者医療制度では、県に積み立てられている財政安定化基金約20億円のうち約8億円を取り崩せば今年度の保険料率を据え置くことが可能だったのに、これを実施せず引き上げが決まりました。
 日本共産党県議団の奮闘や県民のねばり強い運動のなか、4月開校の日高看護専門学校の支援など看護職員対策に約3億5000万円、就職希望者の多い高校への就職指導員配置に約2300万円などを計上しました。

1  当初予算・新政策(19.6MB)
〈和歌山県情報館より〉
2  当初予算のポイント(769KB)
〈和歌山県情報館より〉
3  当初予算主要事業(3.5MB)
〈和歌山県情報館より〉
4  計数資料(249KB)
〈和歌山県情報館より〉

    県政情報・提案と見解    日本共産党和歌山県議団