県防災航空隊を視察 共産党和歌山県議団 「現場の声を議会に」
  

  
                                                    県防災航空隊の長岡隊長(右)から説明を聞く、日本共産党和歌山県議団
                                                                                       2014
62
 日本共産党和歌山県議団は6月2日、南紀白浜空港(和歌山県白浜町)にある和歌山県防災航空隊を視察し、防災ヘリコプターの活動内容を聞きました。
 昨年度の県防災ヘリの出動は、救急37件、山林などの火災10件、山や海などの救助27件、三重県・奈良県との3県応援13件の計87件でした。東日本大震災では震災翌日から出動し宮城県で被災者救助にあたりました。同年9月の和歌山県の台風12号災害では21日間で59回出動しました。
 同ヘリは、医師を乗せ現場に急行する全国でも数少ない防災ヘリです。和歌山県立医大のドクターヘリが降りられない山間部などでも中型機で安定感のある同ヘリは、医師をワイヤーでつり下ろし、一刻を争う事態に対応します。南和歌山医療センター(和歌山県田辺市)の医師5人が登録し、月数回、ワイヤーの訓練を受けています。
 航空隊の長岡泰志隊長の案内で装備などを視察した県議団は、現場の声を議会に届ける決意を語りました。
 また県議団は、南紀白浜空港を視察。小渕啓司所長は、巨大地震で津波が発生した場合、ほとんどの空港が沿岸部にあるなか高台にある同空港が災害拠点になりうることを強調しました。
   南紀白浜空港で話を聞く和歌山県議団

    県政情報・提案と見解    日本共産党和歌山県議団