和議第163号
高速道路をはじめ必要な道路予算の確保を求める意見書(案)
和歌山県においては、これまで「命の道」、「チャンスの道」として紀伊半島一周高速道路である近畿自動車道紀勢線や関西大環状を形成する京奈和自動車道をはじめとする幹線道路ネットワークの整備を最重要課題として国に働きかけてきた。
その結果、国においては各路線で重点的な整備が進められ、近畿自動車道紀勢線「田辺〜すさみ間」については平成27年紀の国わかやま国体・紀の国わかやま大会開催までの供用ができる見通しとの発表があった。また、京奈和自動車道や那智勝浦道路、国道26号和歌山岬道路、国道169号奥瀞道路U期、国道480号鍋谷峠道路についても工事が急ピッチで進んでいる。
県としては、これら幹線道路ネットワークの整備については来年9月より開催される紀の国わかやま国体・大会までに供用されるよう、工事進捗を図られるとともに、平成26年度補正予算や平成27年度政府予算案編成にあたっては、下記の事項に特段の措置を講じられるよう強く要望する。
記
1 紀の国わかやま国体・大会開催に向けた道路予算の確保
近畿自動車道紀勢線「田辺〜すさみ間」、那智勝浦道路、京奈和自動車道紀北西道路、国道26号和歌山岬道路、国道169号奥瀞道路U期、国道480号鍋谷峠道路については、残る区間の工事進捗を図るとともに、平成27年紀の国わかやま国体・大会開催までの供用に向けて必要な予算の確保を図ること。
2 真に必要な道路事業を計画的に推進するための予算の増額
「安全・安心の確保」、「地方の創生、人口減少の克服」、「成長戦略の具体化」に資する道路ネットワーク整備を計画的かつ着実に推進するため、経済対策として実施される補正予算や、「新しい日本のための優先課題推進枠」を活用するなどにより、道路関係予算を増額すること。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
平成26年12月18日
様
和歌山県議会議長 坂本 登
(提 出 者)
建設委員会委員長 立谷 誠一
(意見書提出先)
衆議院議長
参議院議長
内閣総理大臣
財務大臣
国土交通大臣
内閣官房長官