和歌山県2015年度予算案発表 戦後3番目規模
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 和歌山県は2月6日、2015年度予算案を発表しました。一般会計は5872億円で前年より国体開催などで190億円増え、戦後3番目の規模になりました。
 日本共産党県議団が奮闘し、県民のねばり強い運動のなか、福祉医療(県単独医療費助成)の分野で訪問看護が対象として増え、8月医療分から実施されます。
 地震・津波対策で、共産党県議団がとりあげ、昨年から実施された旅館・ホテルなどに対する耐震化補助の予算が大幅に増え、90億円を計上。防災対策では、土砂災害防止のため、危険箇所の基礎調査を加速するために8億5000万円、ため池対策も前倒しして6億6000万円が計上されました。
 農業分野では、ミカンを厳選出荷することで和歌山ミカンの市場評価をアップするために、ジュース用ミカン価格底上げに3800万円を計上。和歌山への移住推進のため、空き家改修支援に1900万円など、合わせて4億円が計上されました。
 一方、ムダな公共事業として凍結された和歌山と淡路島を結ぶ紀淡連絡道路のために前年に続き、広報活動などに300万円を計上。また、30人学級実現の声に背を向け、今回も教職員を94人削減します。
 県民の借金にあたる県債残高は、2015年度末で1兆285億円、県民1人あたり106万円に達する見込みです。

    県政情報・提案と見解    日本共産党和歌山県議団