2016年6月和歌山県議会 議案に対する反対討論
  奥村 規子  議会中継録画(17:00)
    
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 日本共産党県議団を代表して議案第174号、179号、184号、188号及び報第1号に反対する討論を行います。
 議案第174号は、「和歌山県税条例の一部改正」です。消費税8%への増税時に地方税である法人住民税の一部を「地方法人税」という国税として地方交付税の原資とする仕組みが創設されました。今回の改正はこの仕組みを拡大するものです。自治体間の税収格差の是正は、地方交付税の財源保障と財政調整の両機能を強化することでなされるべきです。また、偏在是正措置の拡大は、消費税10%への増税と消費税を地方財政の主要財源にすえていくねらいと一体のものとなっていることから、当条例改正には反対です。
 議案第179号は「就学前の子どもに関する教育、保育等の総合的な提供の推進に関する法律施行条例の一部を改正する条例」です。この条例は認定こども園の職員資格に関する特例及び幼保連携型認定こども園の職員の数等にかかる特例を定める条例です。政府は、保育士の配置基準を緩和することで、保育士不足に対処する施策を打ち出しました。本条例も、国の法律にそって改定するものですが、保育は、子どもの発達、健やかな成長を保障するものでなければなりません。保育士は高い専門性を必要とし経験が大切な仕事です。保育士不足には、抜本的な待遇改善を優先して取り組むべきだと考えます。よって、保育の質の低下につながる条例には賛成できません。
 議案第184号は「平成28年度建設事業施行に伴う市町村負担金について」ですが、市町村負担金の軽減を求める立場から反対です。
 議案第188号は、「公立大学法人和歌山県立医科大学がその業務に関して徴収する料金の上限の変更の認可について」です。これは、診療報酬改定によって紹介状なしで大病院に受診した場合、通常の自己負担に加えて初診で5,000円以上追加負担が必要になるというものです。現在の窓口負担は現役世代で3割、高齢者は1割から3割負担となっています。窓口負担を重くすれば受診抑制につながり、早期発見、早期治療を困難にし、病気の重症化と医療費の増大につながることから反対です。
 報第1号は、和歌山県税条例の一部を改正する専決処分案件で、中身は外形標準課税の拡大です。それは、企業が赤字であっても課税を強化するものであり、付加価値割、資産割のさらなる引き上げには反対です。なお、こうした重要な内容の条例を、専決処分で処理するということは、国の法改正のスケジュールも含め問題だということも申し上げておきたいと思います。
 以上で反対討論を終わります。


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