有田圏域の医療どうなる
     和歌山県議会 松坂議員 地域医療構想ただす
                                            議会中継録画
     
                一般質問する松坂英樹県議                  2016916

 和歌山県議会本会議で日本共産党の松坂英樹県議は9月16日、一般質問に立ちました。
 受け入れ病院を探し、高速道路入り口でハザードランプをつけ止まる救急車。松坂県議は有田保健医療圏の象徴的な出来事を紹介し、また赤ちゃんを産むことができる医療機関が民間クリニック1ヵ所という現状を示し、県内で3,000床ものベッドを削減する地域医療構想での有田圏域の方向性をただしました。幸前裕之福祉保健部長は高度急性期医療について、「和歌山医療圏に引き続きゆだねる」と10年後も現状のままであり、また慢性期の入院率が県内でもっとも高いと報告。圏域内の在宅医療や介護施設の不十分さが浮きぼりになりました。
 松坂県議は住宅・店舗リフォーム助成制度を提案。県が同制度を「個人資産の形成には公的助成はなじまない」と否定しているのに対し、国の小規模事業者持続化補助金が中小業者向けの看板メニューになっていることや、県内6自治体が実施する同制度が大人気になっていることを紹介し、実施自治体への支援を求めました。仁坂吉伸知事は、「リフォームへの補助は慎重に行うべき。支援実施は考えていない」としました。
 また松坂県議は、介護職員養成の奨学金制度が始まるなか、福祉系列高校にも介護職員養成・確保のための支援策を求め、福祉保健部長は「支援は困難」と答弁しました。

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