同和問題解決に逆行 和歌山県議会
     雑賀議員 永久化法で県ただす  議会中継録画
     
               一般質問する雑賀光夫県議=和歌山県議会
                                                    20161212
 和歌山県議会本会議一般質問で日本共産党の雑賀光夫県議は12月12日、「部落差別」永久化法などで県の姿勢をただしました。
 雑賀県議は、同和行政が同和地区や同和地区出身者を指定せざるを得ない矛盾をかかえるものであることを示し、「部落差別」永久化法について「同和問題の最終解決に逆行する」と告発。同和対策終了後に県が旧同和地区の実態調査を計画したとき県人権施策推進審議会小委員会が意見書で「同和問題を人権局が突出した形でとらえることは、同和問題自身の解決法としても好ましいものではない」と訴えるなか同調査が中止になったことを紹介し、「部落差別」永久化法が求める「実態調査」について県にただしました。高瀬一郎企画部長は「調査により新たな差別が生むことのないように調査の内容や手法について検討されるものと考えている」としました。
 雑賀県議は、知的障害児を中心としたはまゆう支援学校と寝たきりの子どもが多い肢体不自由児の南紀支援学校の統合計画について定数法通りだと教員が十数人も減るなどを指摘し、「もっとも手厚い保護・教育が求められる子どもたちを切り捨てることのないように」と求めました。また、中学校の運動部活動や、ため池改修の問題をとりあげました。

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