2018年9月県議会 総務委員会
雑賀光夫委員の質問概要記録
 
   2018925

《質問》雑賀光夫 委員
 IRについては、今聞いたようなバラ色にはいかないと思うが、現在、提案を出してきている企業はどのようなものか。

《答弁》 企画総務課長
 海外事業者7者、国内事業者26者、計33者の提案があった。海外事業者からは、IR本体のカジノ、ホテル、MICE施設等のコンセプトと規模について提案されている。さらに、責任のあるゲーミングということで、依存症対策や地元雇用への配慮等の提案があった。国内事業者からは、交通インフラやICTの活用などの、地域づくり、まちづくり全体への提案があった。
 現在、内容を精査中で、取り入れられるアイデアについては、基本構想の改訂版に反映させていく。
《質問》雑賀光夫 委員
 その提案を出してきている企業の名前は公にできるのか。

《答弁》 企画総務課長
 現在のところアイデア募集ということなので、企業名は出せない。

《質問》雑賀光夫 委員
 いくつかの企業が事業をするのではなく、どこか1つの企業が事業をすることになるのか。

《答弁》 企画総務課長
 最終的には1つの業者を選定し、そこと一緒に区域整備計画を策定することになる。
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《質問》雑賀光夫 委員
 国民文化祭について、イメージが湧きにくいので、説明してほしい。

《答弁》 文化学術課長
 国民文化祭については、2021年度に開催を予定している。
 合唱や吹奏楽等の発表や美術展示など従前から行われ国民の皆様が参加できるもの、加えて、地域独自で考えられる、例えば、和歌山でいえば、熊野古道など、和歌山の文化を広く発信できるようなものを形作っていきたい。

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《質問》雑賀光夫 委員
 公共交通の安全安心という問題で、特にどういうことを重視しているのか。プラットホームの転落防止という安全の問題や、エレベーター設置などのバリアフリーの問題があるが、特に岩出駅の詳細設計に着手というなかで、どういう点で対応しているのか。

《答弁》 総合交通政策課長
 岩出駅のバリアフリー化については、2年間で工事を予定しており、2つのホームにエレベーター付きの跨線橋を新設し、古くなった既設の跨線橋を撤去するという形になっている。それからホームのかさ上げや多機能のトイレの設置を予定している。
 基本的に、委員がおっしゃったような転落防止については、10万人以上の利用者がいるところから優先的に整備していく国の方針があり、和歌山県の場合、和歌山駅でも3万後半であり、そこまでは難しい。それで、今は声掛け運動など、人的な対策というものを徹底しているという状況である。
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《質問》雑賀光夫 委員
 私も、今までいろいろ災害を経験したけれども、今度の台風災害というのは少し違った、いろんな問題に直面した。
 特に、長期の停電等を中心とした問題、県の方でも関電に対して相当厳しく言ってくれたのか、関電でも検証委員会をすると社長が言っている。
 関電やNTT、また、それぞれのところでもいろいろな教訓を学んで、いろんなことを考えられていると思う。今度の災害についての総合的な検証委員会をつくるなど、総合的にまとめて検討し、「県としてもこういうことを考えました」「県民もこれからこんなことに気を付けてください」「関電・NTTに対してこんなことも要望します」ということをまとめると良いと思うがどうか。

《答弁》 危機管理監
 委員指摘の件については、本会議でも知事の方から答弁したように、関電・NTT、まだ他にもいろいろな問題があるかと思うが、リストアップを一度我々の方で内部的にしたい。その後、関電が立ち上げた検討委員会に対して強く強く、こうしてほしいということを申し入れていきたい。
 本会議での答弁のとおり、最初は3日程度だという話だったので、仕方ないと思っていたが、4日経ち、これではいけないということで、県も一生懸命関電に対して申し出をして、それでも十数日かかった。これに関しては、我々も十分反省しており、関電に対して強く強く申し入れていきたい。

《要望》雑賀光夫 委員
 県の危機管理の体制として、やっぱり今度の災害というのはこれまで思っていなかったような経験をしたと思う。だから、危機管理監が言うようにリストアップしてもらうのも大事だし、広報での課題があるように、いろいろな事をそれぞれの課で思っていると思うので、総合的に検討すればいいと思う。
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《質問》雑賀光夫 委員
 障害のある方を県が採用する場合の募集のやり方、システムはどのようになっているのか。

《答弁》 人事課長
 募集については、所管するのは人事委員会となっている。募集は県民の友へも広報するほか、関係機関等へ試験案内を配付している。

《質問》雑賀光夫 委員
 募集する際に、この職種については障害のある方でも応募できるといったことが明らかにされているのか。

《答弁》 人事課長
 職種については、現在募集を行っているのは一般行政職である。障害者手帳の1級から4級の手帳をお持ちの方という要件で募集をしている。
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議案等に対する採決
議案第117号 平成30年度和歌山県一般会計補正予算
議案第119号 和歌山県税条例の一部を改正する条例
議案第120号 和歌山県地方活力向上地域における県税の特別措置に関する条例及び和歌
        山県地方活力向上地域における県税の特別措置に関する条例の一部を改正
        する条例の一部を改正する条例
議案第121号 和歌山県議会議員及び和歌山県知事の選挙における選挙運動の公費負担に
        関する条例の一部を改正する条例
議案第131号 財産の取得について
議案第136号 平成30年度和歌山県一般会計補正予算
は、全会一致で原案可決

知事専決処分報告報第3号 平成30年度和歌山県一般会計補正予算
は、全会一致で原案承認


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