2019年12月議会 議案に対する反対討論 奥村 規子
      
                                     中継録画
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                                           20191219

 日本共産党県議団を代表しまして、議案第174号、177号及び183号に対する反対討論を行います。
 議案第174号、令和元年度和歌山県一般会計補正予算案には、IR計画予定地の和歌山マリーナシティの民有地を76億8600万円で購入するための債務負担行為が含まれます。IRの収益の約8割はカジノであり、カジノは刑法が禁じる賭博です。県によるIR誘致は、賭博場を和歌山によびこむものです。治安の悪化、地域の荒廃、深刻なギャンブル依存症の増加など、地域経済を衰退させることにつながるのではないでしょうか。
 また、計画地の和歌山マリーナシティは人工島であり、南海トラフなどの大規模地震による大津波が心配される土地です。液状化で建物が傾くことや停電によりエレベーターが使えなくなり、IRに訪れている人々が避難できなくなる可能性もあります。
 さらに、日本最大規模のホテルや国際会議場をつくることで、周辺施設への影響が心配されます。
 以上のことが含まれる補正予算案には反対です。
 議案第183号は、IR設置運営事業者を選定する委員会を設置するものです。IR計画を促進するものであり反対です。
 議案第177号は、知事や副知事、議員等の期末手当の引き上げです。消費税が10%に増税され県民の経済状況がさらに厳しくなるもとで、知事、副知事、議員等の期末手当を引き上げることには賛成できません。
 以上で、議案に対する反対討論を終わります。


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