一斉休校に関する対応についての緊急申し入れ
知事室長に申し入れ書を渡す、日本共産党県議団(左側)
教育長に申し入れ書を渡す、日本共産党県議団(右側)
このたびの新型コロナウイルス対策については、県民のいのちと暮らしを守るため日夜、ご奮闘いただいておりますことに敬意を表します。
日本共産党県議団は、今回、安倍総理が一斉休校の要請をしたことについて、あまりにも唐突であり、専門家や現場の意見も聞くこともなく、また必要な政府内での議論も十分でないまま発表したことに憤りを感じています。
このような緊急を要する状況のなか、和歌山県としても日々、現場への対応に苦慮されていることは想像に難くありません。
日本共産党県議団は、まず何よりも児童、生徒の安全、安心の確保が大切だと考えています。このような立場から以下の点について申し入れるものです。
なお、私たちも様々な協力を惜しみませんので、県当局からも要請があればいつでもご連絡ください。
記
1、今後の一斉休校問題への対応では児童・生徒の安全、安心の確保を最優先に取り組んでください。
2、保護者が仕事を休むことにより社会の機能を低下させないよう対策をとってください。
3、「春休み終了まで」という当初決定した休校期間にこだわることなく、現場の状況や社会情勢、他自治体の対応も見極めながら、柔軟に期間変更などの対応をしてください。
(当面の具体的な要望)
・保護者の事情により、学校で児童・生徒を預かる場合、スクールバスなどの通学手段の確保について柔軟に対応していただきたい。学童保育などが近隣にない場合、預かり時間も通常の下校時までとされたい。
・特別支援学校・学級等の児童・生徒については、児童デイサービス等へ受け入れ拡大を要請しているが、多人数となる場合、感染防止の観点からも学校での預かりと併用するなど特段の配慮をされたい。
・学童保育、児童デイサービスなどについて消毒薬、マスクなどの不足が心配されており、受け入れを要請する限り、県として支援されたい。
以上
2020年2月議会 県議団HOME