2024年12月県議会 総務委員会
奥村規子委員の質問概要記録
2024年12月16日
《質問》奥村規子
委員
今回の職員採用試験について、特徴的な応募状況の変化や、気づいたことがあれば教えてはしい。災害時には土木関係の職員が非常に大変だと感じるが、そういうことも含めて、特徴的なことがあれば教えてほしい。
《答弁》
人事委員会事務局総務課長
採用試験については今年度から新たに早期試験と社会人試験を実施した。これらの試験は一般行政職で、早期試験については18倍程度、社会人試験についても6倍程度と倍率は高かったが、6月に実施した通常試験については最終的に1.6倍と低くなっており、全体的に受験倍率は低下している。土木職については和歌山県に限らず、全国的な人手不足もあり採用予定人数を満たせない状況で、追加募集も実施しているが、今後も採用予定人数を満たすのは難しいと考えている。
《要望》奥村規子 委員
必要な職員体制は、直接県民の暮らしにも関わることなので、全庁を挙げて取り組むよう要望しておく。
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《質問》奥村規子 委員
先だって、12月14日のしんぶん赤旗で「カジノ用地工事で“密約”」という記事において、カジノの土地改良工事を巡り、一般的な公共工事契約より高額な契約となる取決めを大阪府、大阪市とカジノ業者が交わしていたことが明らかになった。
万博会場については、以前から適さない土地であると言われており反対してきたが、公共事業も含め道路整備等がIR事業と一体で進められている状況にある。IR事業は隣で行っている事業というだけではなく、万博に影響を与えることも考えられるので、しっかり注視してもらいたい。
何か危惧することや感想はあるか。
《答弁》
万博推進担当参事万博推進課長事務取扱
カジノの関係は直接の担当者ではないので分からないが、和歌山県としては和歌山ゾーンの出展に向けたもろもろの予算、催事イベント等を実施するための予算として基金で16億数千万円の予算を確保しており、その中でしっかりと県にとって経済波及効果が十分に得られるような形で実施していきたい。
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《質問》奥村規子 委員
データ利活用の推進については国を挙げて、和歌山県もこれを推進していく立場であり、以前の委員会でも、個人情報保護の問題について心配がないのかと質問をしたが、事例やチェック、集約、改善といったその後の取組はあるのか。
《答弁》
企画課長
データ利活用については、当県を挙げて、また国のほうも推進しており、様々な形で徐々に利活用が進んでいるところである。それと併せて、ご指摘の個人情報の保護という観点では、別途、手だてが講じられていくべきであり、引き続き堅持していくものだと思っている。それは別途手だてが講じられていると認識している。
《意見》奥村規子 委員
住民サービスは、アナログも含めどちらも選択できることを基本において、しっかりやってもらいたいと強く要望する。
運転免許証は3種類から選択できるということだが、国保は基本的に任意であったが、国が「保険証はマイナ保険証を持たないといけない」と言うから、大変混乱したり、医療の現場では非常に困ったりという声も聞いている。従来の保険証でもマイナ保険証でも、どちらでもよいということであれば、あまり混乱しなかったのではないかと思う。何のためにやっているのか、住民に分かるようにしないといけないのではないかと思う。
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《質問》奥村規子 委員
地域によって防災訓練の取り組み方に差があり、市町村を中心とした行政のサポートが必要だと思うが、県としてどのようにサポートしていくのか。
《答弁》
防災企画課長
自主防災組織間の連携を図るため、自主防災組織の交流会を年1回開催しており、また、自主防災組織の先行的な取組を紹介する会報紙を配付等している。
今後も自主防災組織の活動を向上する取組を進めていく。
《意見》奥村規子 委員
自主防災組織の方々が交流できる場をつくらないといけないと思う。
《質問》奥村規子 委員
私自身、地区の避難訓練に参加した際、3日分の食料が入った持ち出し袋を持って、屋上まで避難したが、高齢の方は運べないのではないかと感じた。3日分を持ち出すことになっているのか。
《答弁》
防災企画課長
県の備蓄計画では、最低限3日分の水、食料等を備蓄することとしており、県、市町村、県民の皆様が1日分ずつ備蓄することになっている。その上で、能登半島地震を踏まえ、できれば1週聞の備蓄を呼びかけている。
持ち出し品やその量については、各家庭で優先順位も含め、事前に決めておくことが重要だと考えている。
《要望》奥村規子 委員
助かった命が関連死で失われることが多いことを、能登半島地震から学ばなければならない。関連死を防ぐには、避難所のあり方など考えることが必要だと思うので、ぜひ取り組んでほしい。
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《質問》奥村規子 委員
冬の寒さも大分厳しくなってきて、暖房対策などで電気代や灯油、またいろいろなものが必要になってきていると思うが、今回の国の臨時交付金のメニューには、どのようなものがあるのか。
《答弁》
財政課長
物価高騰対応重点支援地方創生臨時交付金は、従来の経済対策に示されているメニューとほぼ相違はなく、生活者支援及び事業者支援と、2つのものに関して、物価高騰対策支援の取組みに使える交付金である。
《質問》奥村規子 委員
生活が本当に苦しい状況の家庭には、やはり給食費や水道料金の助成なども県としても進めてほしい。今回の補正予算には、そういった事業はないが、そういう事業を今後、県としてやっていくのか。
《答弁》
財政課長
給食費無償化等の事業については、今回の補正予算では計上しておらず、今後、当初予算を編成する過程で検討していく。
今回、補正予算に計上しているLPガス料金高騰対策支援や、貴志川線の公共交通機関への支援に関しては、国の経済対策に示されるメニューであり、検討の上、今このタイミングで実施すべきものだと判断し、計上した。
《要望》奥村規子
委員
1月、2月には寒さも本当に厳しくなってくる中で、健康被害などいろいろなことが起こりうる状況だと思う。これからきめ細かに具体的に検討していくと思うが、県民の生活目線で要望に応えられるよう、ぜひ検討をしてほしい。
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議案に対する採決
議案第153号 知事及び副知事の給与その他の給付条例の一部を改正する条例
議案第162号 和歌山県使用料及び手数料条例の一部を改正する条例
は賛成多数で原案可決
日本共産党・奥村規子委員は反対
→
議案に対する反対討論 録画中継(00:00~)
議案第148号 令和6年度和歌山県一般会計補正予算
議案第154号 職員の給与に関する条例の一部を改正する条例
議案第155号 一般職の任期付研究員の採用等に関する条例の一部を改正する条例
議案第156号 一般職の任期付職員の採用及び給与の特例に関する条例の一部を改正する条例
議案第157号 会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例
議案第158号 和歌山県情報通信技術を活用した行政の推進等に関する条例の一部を改正する条例
議案第164号 当せん金付証票の発売総額について
議案第166号 和歌山県民文化会館の指定管理者の指定について
議案第167号 和歌山県国際交流センターの指定管理者の指定について
議案第168号 和歌山県立体育館及び和歌山県立武道館の指定管理者の指定について
議案第186号 令和6年度和歌山県一般会計補正予算
は全会一致で原案可決
知事専決処分報告に対する採決
報第4号 令和6年度和歌山県一般会計補正予算
は全会一致で承詔
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