2026年6月和歌山県議会
意見書・決議案に対する反対討論
 奥村規子
 録画中継5840~)
2026626

 日本共産党のわたくし奥村規子より、和議第54号、第55号及び第56号に対する反対討論を行います。
 最初に和議第54号は「皇室の伝統に基づく安定的な皇位継承及び皇族数確保のための法整備の早期実現を求める意見書案」です。
 現在の「皇室典範」では戦前の規定のままに、男系男子だけに皇位継承の資格を認めています。日本国憲法では、天皇について「日本国の象徴」と規定しています。様々な性や思想、民族など、多様な人々により構成される日本国民の象徴である天皇を、男性及び男系に限定する合理的理由はどこにもありません。日本国憲法の条項と精神に照らし、「皇室典範」を改正して女性天皇及び女系天皇を認めるべきと考えます。「男系継承の重みを尊重した上での真摯な議論が求められる」ことを前提とした当意見書案には反対します。
 次に和議第55号は「食料品の消費税率引下げに伴う農林水産事業者及び小規模事業者等への影響に係る対策を求める意見書案」です。
 平均的な勤労者世帯において、消費税を食料品だけゼロにした場合は年6万円弱の減税になるのに対し、すべての品目で一律5%にすれば年12万円の減税となります。消費税を緊急に一律5%に引き下げ、廃止を求める立場から、食料品のみを非課税にした上で対策を求める当意見書案には反対します。
 最後に、和議第56号は「北朝鮮による日本人拉致問題に対する理解を深めるための広報啓発を推進する決議案」です。
 私たちはこれまで、北朝鮮による拉致問題の解決を求める意見書案には賛成してきました。日本共産党は、北朝鮮の拉致問題や核兵器、ミサイル等の諸問題を平和的な交渉により、道理ある形で包括的に解決することを一貫して目指しています。
 しかし、2021年12月議会で提案された「北朝鮮による日本人拉致問題に対する理解を深めるための取組を推進する決議案」には、政府の拉致問題対策本部の作成アニメ「めぐみ」の上映促進を県教育委員会通じ学校等に周知することが求められ、教育現場での視聴の強要につながることから反対しました。今回の決議案も当時の決議を引用し、学校等でのアニメや映画の活用などをより一層充実させるべきとしており、同じ理由から賛成できません。
 以上で意見書・決議案に対する反対討論を終わります。


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