家畜保健衛生体制の充実を求める申し入れ

日本共産党和歌山県議団
団長 村岡キミ子

和歌山県知事
木村良樹殿

 日夜、職務にご精励のことと存じます。
   BSE問題や鳥インフルエンザ問題など、家畜をめぐる問題が連続するなかで、日本共産党ではこの間、3家畜保健衛生所と養鶏研究所を視察してきました。
   1月12日の山口県での鳥インフルエンザの発生以来、この3月30日までに、県内の3カ所の家畜保健衛生所に持ち込まれた死亡したカラスなどは213羽に及んだとのことであり、家畜保健衛生所では毎夜のような超過勤務で、検査業務にあたってきたとのことです。そして、畜産をめぐる諸問題が多発するなかで、家畜の防疫対策・衛生指導体制や急性伝染病の発生時における緊急防疫の対応体制の充実などが求められていることを痛感しました。また、県当局が紀中家畜保健衛生所を近く紀南家畜保健衛生所に統合する構想があることを知りました。

 つきましては、下記の点を要望します。

                           

1、  和歌山県の地理・交通状況からして、紀中家畜保健衛生所を紀南家畜保健衛生所に
   統合することなく、充実をはかられたい。


2、 紀中家畜保健衛生所、紀南家畜保健衛生所では、往診や検査など獣医師本来の職務
  に専念できるよう体制を強化されたい。


3、 家畜保健衛生所関係予算は、BSEが大問題となった2001年では国費が37%
  でしたが、2002年度は29%、2003年度は21%と大幅に低下しています。
  国に対して、国費負担の増額を求められたい。

                                           以 上

2004年4月7日


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