市民オンブズマンが事務所費などの公開請求

03〜05年の政務調査費


自宅が事務所なのに家賃があるように装うなど不正行為が指摘されている県議の政務調査費について、市民オンズブマンわかやまは、県議42人と元県議4人に送った公開質問状の回答が県議7人だけであり、うちオンブズマンが求めた支出を証明する書類や会計帳簿を公開したのは日本共産党の4県議だけだったことを9日発表しました。
 公開質問状は、県議個人に年288万円、会派に1人当たり年72万円支給されている政務調査費のうち個人支給分について、現・元県議らに事務所費などについて会計帳簿や証拠書類の提供を含む実態を明らかにするよう求めたものです。すでにオンブズマン調査で、自宅が事務所なのに家賃を払っているようにしたり、家族が電話の取り次ぎをしている程度なのに給与を支払っているようにしている疑惑のある県議がいることが分かっています。
 オンブズマンは「妥当性に欠ける疑いがあるから説明を求めたのに39人から回答がなかった。公金をチェックする立場の議員が県民から公金の使途について疑惑を持たれるようなことがあってはならない」と批判。監査請求も視野に入れ追及するとしました。



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