原油高磨
漁見合わせる船も
 和歌山県議団と、くにしげ比例候補に県漁連

漁連で実情を聞く、県議団とくにしげ氏=2月29日、和歌山市
                                                                                  2008年2月29日

   原油高騰問題で、くにしげ秀明衆院比例候補と日本共産党県議団は29日、県漁業協同組合連合会で実情を聞きました。
   漁連の海野治、上山謙児の両参事は、船の燃料油が数年前と比べ倍以上の1リットル当たり90円に上がり、ロープやペンキなど資材関係も昨年15%程度値上がりする一方、魚の価格はむしろ下がりぎみと説明。「経費が魚価に反映しない。スーパーなど量販店で売っている値段を逆算して魚価が決まるという話も聞く。燃油の価格を引き下げてほしいがそれが無理なら、間接的方法として魚価の対策を」と訴えました。
   現場では、燃料が高いので漁を見合わせる船も出るなど深刻さを増し、一方で太刀魚20匹ほど入ったトロ箱1杯が5円という価格だったという謡もあります。両参事は「マグロ漁は今、近海だが夏場は遠洋になる。これだけ燃油が上がると苦しい」と話しました。



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