救急医療体制対策すぐ
和歌山県議会で松坂議員
2008年12月8日
日本共産党の松坂英樹和歌山県議は8日、県議会本会議の一般質問で危機的状況にある有田地方の救急医療体制の確立を急ぐよう求めました。
有田保険医療圏内の救急患者の搬送人数は昨年1年間で3,276人。うち半数が圏外への搬送で、さらに休日・夜間では圏外搬送が7割に達しています。さらに休日・夜間の救急当番病院を調整する同地域の病院群輪番制が、県補助金が削減され交付税措置になるなか来年度から休止になり、危機的状況に拍車をかけています。
松坂県議は「有田地方の救急医寮は谷間だ」と言う救急隊員の声を紹介。8割から9割を圏域内で救急搬送ができている隣の日高保険医療圏の病院間の分担や診療科日の調整などを指摘し、有田地方の救急体制の確立を求めました。
井畑文男福祉保健郡長は、「関係機関と連携し、適切な救急医療体制が確保できるよう協議する」と答弁しました。