森林と林業の再生を
考えるシンポジウム




2010529
   和歌山県田辺市で5月29日、森林と林業の再生を考えるシンポジウムが開かれました。林業・製材業関係者を中心に幅広い人たちが参加しました。主催は日本共産党県議団・田辺市議団、同県・南地区委員会。
   党農林・漁民局長の紙智子参院議員が講演しました。紙氏は、環境、産業、文化の面で林業の果たす役割の重要性を指摘。その上で「日本の森林は、育てる時代から利用する時代。木材の国内利用の8割が外材に依存しています。国産材需要を拡大して林業就業者を確保・育成する政策を党として進めます」と強調しました。
   シンポジウムでは、地元の木材の利用を拡大するためには何をしていかなければならないかが話し合われました。県森林組合連合会の寺田展治会長は、「山村を守るには林業が大事で、所得・雇用の確保が必要だ」と述べました。龍神村森林組合の粟原秀嘉組合長は「木材の良さを生かしていこう」。紀州木材緑友会の冨田又一郎会長は「年輪が細かく色つやにすぐれた紀州材を知ってもらおう」と発言。県森林・林業局の澤野誠局長は「補助金の活用をしてほしい」と述べました。
   参加した中辺路森林組合(田辺市)職員の宮井章さん(43歳)は「低コスト林業メーンで頑張っている。補助金を利用して、よい方向に行くよう頑張っていきたい」と話しました。

    
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林業再生を話し合う、紙氏(正面左端)ら=5月29日、田辺市龍神村