知事に予算要望書

  日本共産党県議団
   10項目で意見交換




2012124
 日本共産党和歌山県議団は1月24日、2012年度予算で仁坂吉伸知事に要望書を手渡すとともに、10項目で意見交換しました。 ※ 2012年度和歌山県予算要求全文
 知事は、災害対策について「(台風12号災害を教訓に、河川に流れ込んだ水量に対し)どこまで逃げなければいけないのか、何メートルまで水がくるのかのシミュレーションをつくりたい」とのべ、原発再稼働について「いまある原発は安全を確認しないといけない。使えるような体制になっていない。動かすとすれば地震でも津波でも壊れない、ストレステストの前にこの目標を明示すべきだ」と現状を批判しました。
 放射能汚染問題で知事は「県産品はかなり調べている。ちょっとでも異常値が出たら発表して精密検査する。他県からの流通については相手を信頼して調べていない」としました。環太平洋連携協定(TPP)では「参加しなければ置いていかれるが、やすやすとは賛成できない。影響を受ける人に施策が必要だ」とのべました。また鳥獣被害対策には全力をあげると表明しました。
 台風12号災害で被災したアユやコイの養殖業者が、制度のはざまのために救済の対象外になっているという指摘に知事は「すぐに調べる」と約束しました。

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仁坂知事に予算要望書を手渡す、日本共産党県議団(右)=1月24日、和歌山県庁知事室