御坊市産廃計画
  住民ら県と交渉





2012823
 和歌山県御坊市塩屋町森岡に大阪府和泉市の産業廃棄物処理会社「大栄環境」が計画している産業廃棄物最終処分場問題で、地域住民らがつくる「森岡産廃の中止を求める塩屋の会」と「産廃から御坊・日高の自然を守る会」は8月23日、林地開発許可の問題で県と交渉しました。
 計画は、約6万5,000平方メートルの管理型最終処分場を含む約25万7,000平方メートルという巨大なもので、15年かけ約134万5,000立方メートルの産廃を積み上げるというものです。大栄環境は生活環境影響評価を実施し県に設置許可を申請しています。
 住民らは「産廃から出る水がどこに流れるのか、みんな心配している。塩屋はたくさんの井戸があり、使っている」、「産廃と土のミックス。予想される大地震に耐えられない」、「学校給食の給食センターから100メートルのところに高さ60メートルのゴミの山ができる」など訴え、林地開発の許可をしないよう求めました。(左から)奥村規子、高田由一両県議=8月23日、和歌山県庁
 県森林整備課の担当者は「施設の設置許可に関わる循環型社会推進課と調整しながら審査をすすめている」としました。
 交渉には日本共産党の奥村規子高田由一両和歌山県議と、楠本文郎御坊市議が同席しました。

    県政情報・提案と見解

    和歌山県議団TOP


県と交渉する楠本文郎御坊市議=8月23日、和歌山県庁