県債残高1兆円超へ 和歌山県 2013年度予算案を発表
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 和歌山県は2月13日、2013年度予算案を発表。一般会計は5672億円で、前年度より76億円、1.3%減となりました。今回も歳入不足のため9億円を県債管理基金から補てん。県債は516億円の発行で、残高は2013年度末でついに1兆円を超え1兆15億円になる見込みです。
 事業面では南海トラフ巨大地震への備えとして「津波から『逃げ切る!』支援対策プログラム策定」に7718万円などを新たに計上。日本共産党県議団がねばり強く提案してきた日高地方への看護学校設立では設立支援に4億8000万円が新規事業として計上されました。
 また、党県議団が現地視察もした農業用木質バイオマスボイラーの導入促進など新エネルギー創出促進に2071万円を、深刻な被害が広がる鳥獣被害対策では前年度を上回る4億8500万円が計上されました。一方、今回も30人学級実現の県民の願いに背を向け教職員を70人削減。競争と格差を広げるいっせい学力テストを新規事業で「県統一の学習到達度調査をすべての小中学校で実施」するとしています。中小企業高度化資金で巨額の焦げ付きを生んだ同和事業による貸し付け分で1件、2400万円の債権放棄が実施されようとしています。

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