法違反61% 和歌山労働局 指導結果公表
                                                                                      2014512
 和歌山労働局はこのほど、2013年に県内5ヵ所の労働基準監督署が実施した監督指導の結果を公表。昨年監督指導した1,909事業所のうち61%で法違反がありました。
 主な違反は「労使協定の範囲を超えた長時間の時間外労働をさせている」「時間外労働・休日労働に対して、法定の割増賃金を支払っていない」「労働契約締結の際に、賃金労働時間等の労働条件を書面交付により明示していない」「プレスや木工用の機械に安全装置を設けていない」「元請けが下請け労働者に足場等の設備を使用させる場合に、安全基準に適合したものとしていない」など、安全基準に関するものが333件(17.4%)、労働時間に関するものが315件(16.5%)、割増賃金に関するものが180件(9.4%)などでした。
 業種別の違反率では接客娯楽業が71.0%と最も多く、次いで商業(70.3%)、保健衛生業(69.2%)、清掃・と畜業(60.7%)、製造業(59.6%)などでした。
 労災発生の急迫した危険があるなどの違反で124事業所に使用停止命令などの行政処分が行われました。

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