部落差別永久化法案
     清水議員招き 廃案求める学習会
  

                
          部落差別を固定化する法案について報告する清水氏=和歌山市
                                                    20161030
 日本共産党和歌山県議団と同県委員会は10月30日、清水忠史(Facebook twitter)衆院議員を招き、部落差別を永久化・固定化する法案の廃案を求める学習会を和歌山市で開きました。
 清水氏は、自民、公明、民進3党の議員立法で5月に提出された部落差別を固定化する法案に対し、同和問題の解決にとりくんできた人々から「まるで亡霊がよみがえったようだ。いつの時代の話か」など怒りの声が寄せられていることを紹介しました。
 法案の狙いについて、役割を果たし終了した同和対策特別措置法にかわる法の制定をめざすものと告発するとともに、同和対策特別事業の終結について総務省が①同和地区を取り巻く状況の変化、②継続することは差別解消に有効ではない、③人口移動が激しく対象を限定した施策を続けることは困難、と答弁したことを報告しました。
 また、9月に自民党の二階俊博幹事長が鳩山邦夫氏の国会追悼演説で、「なんとしても今国会で部落差別法案を成立させなければならない」と暴言するなどの危機的状況を示し、「同和問題は法律で規制すべき問題でなく、できるものでもない。社会的運動と市民的議論によって克服されるべきものだ。法案は不公正・乱脈な同和行政を助長する」と廃案を訴えました。

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