来年度予算で懇談
    和歌山県知事と日本共産県議団
      
              仁坂知事に予算要望書を手渡す、日本共産党県議団(右)
                                                     2017113
 日本共産党和歌山県議団は1月13日、来年度予算で仁坂吉伸知事と懇談しました。
 和歌山市北部の和泉山脈で207ヘクタールもの山林を削るメガソーラー(大規模太陽光発電所)建設計画について奥村規子(Facebook)県議は、土砂災害や洪水など住民の不安の声を紹介し、知事は「住民がノーと言えば林地開発の許可は出せない。そういう制度だ」と明言し、県として来年度からの太陽光発電立地のガイドライン策定を検討しているとしました。
 学校現場で非正規で働く定数内講師が500人もおり、正規採用にすることが求められています。雑賀光夫(blog Facebook)県議は「10年も前からとりあげ、県教育委員会はそのつど減らすと言っているが横ばいのままだ」と指摘し、知事も「大事なことだ」と削減に同意しました。
 農業問題で松坂英樹(Facebook)県議は、農業大学校と就農支援センターの機能強化を訴え、知事は働きながら学べる休日コースなど県の施策を紹介しました。
 また知事は、2016年度から始められた県の給付型奨学金は国で給付型奨学金がつくられても来年度も続けるとのべ、介護職員の待遇改善の必要性を強調しました。
 保健医療計画については、「全体的に回るようにベッド数のコントロールと在宅制度の確立が必要だ」とのべ、住宅・店舗リフォーム助成制度には反対し、地方税回収機構による生存権侵害といわれる取り立てについて「いきすぎはいけない。しかし必要なことはしなければいけない」としました。

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