米国駆逐艦クッシングとミサイルフリゲート艦ヴァンデグリフトの和歌山下津港への寄港拒否を求める申し入れ 
和歌山県知事木村良樹殿 
 2001年8月20日 
     日本共産党和歌山県委員会    委員長 竹内良平 
     日本共産党和歌山県会議員団   団 長 村岡キミ子

 米国駆逐艦クッシングとミサイルフリゲート艦ヴァンデグリフトが県が管理する和歌山下津港に寄港しようとしています。
 県内の港に米軍艦が寄港するのは終戦直後以来のことです。とりわけ当米国軍艦が核兵器搭載可能であり、県内43の自治体が非核宣言しているように、核もちこみに対する県民の不安が高まっているところです。県民の平和と安全を守る県の責任ある対応が求められています。
 今回の和歌山下津港への入港は、同時期に姫路港、名古屋港にも寄港が計画されており、新ガイドライン関連法の準備活動であることは明白です。
 さらに、わが国は「核兵器を持ち込ませない」など「非核三原則」を国是としており、県として国是を遵守し、県民の安全を守る義務があります。
 以上の立場から、港湾の管理者として米国駆逐艦クッシングとミサイルフリゲート艦ヴァンデグリフトの寄港を明確に拒否されるよう強く求めるものです。                     
   以上

住友金属工業和歌山製鉄所へのサービス残業問題での申し入れ(2001年6月12日)
                  ○
住友金属工業和歌山製鉄所
  所長  藤原 勝行 殿
            日本共産党和歌山県委員会
              委員長 竹内良平
            日本共産党和歌山県議会議員団
             団長   村岡キミ子
            日本共産党和歌山市議会議員団
             団長   藤井健太郎
            日本共産党住金和歌山製鉄委員会
             委員長  原田 賢二
   
  サービス残業是正に関する申し入れ

 地域経済の発展に尽力されていることに敬意を表します。
 厚生労働省は四月六日、サービス残業の解消にむけた通達をだしました。
 この通達「労働時間の適正な把握のために使用者が講ずべき措置に関する基準について」は、労働者による「自己申告制」の不適正な運用によって労働時間の把握があいまいになり、割増賃金の未払いや過重な長時間労働という問題がおこっていることに対応したものとされています。
 通達は、労働時間時間の把握、管理および正確な記録の作成は、労働基準法上の使用者の責務であると指摘し、労働者の始業、終業時刻を労働日ごとに確認し、記録することなどを指示しました。
 また、サービス残業のおもな原因となっている「自己申告制」については、その採用は限定的なものとすることや、やむなく「自己申告制」をとる場合は、定期的に実態調査をすることなどを指示しています。
 貴社がこの通達を遵守されること、そして職場の実態のうち、とくに以下について、是正されることを申し入れます
        記
 
@ 交代職場での始業・終業時のミーティングがサービス残業になっている。
A 全所の各工場単位で、1ヶ月の残業時間枠が設定されている。
B 労働者の権利である有給休暇の取得が制限され、残業をした場合に有給休暇が臨時休業や代休に振り替えられる。
C 一ヶ月三時間の残業枠ではできない定期修理や保全業務がくまれている。
以上
 2001年6月12日