市民オンブズマンわかやま

  代表 阪 本 康 文
  代表 松 井 和 夫

   連絡先和歌山市十二番丁10番地
       和歌山合同法律事務所内
       電話 073-433-2241

2001年 2月 8日

和歌山県議会各会派 殿

公  開  質  問  状

 貴会派におかれましては、益々ご清栄のこととお慶び申し上げます。

さて、この度私達の調査により、県から各会派に対して交付されている政務調査研究費(以下単に「調査費」という)が、平成12年度予算において、前年度の1億2972万円から1億6920万円に3948万円(30%)に大幅増額されていたことが判明しました。

 

 アップの算出根拠は、議員一人当たり月7万で年84万円の47人分とのことであります。 このように大幅増額したにもかかわらず、県知事あるいは県議会からは、県民に対し一切説明がありませんでした。あまりにも大幅なアップに、それも、県民には内緒で行っていたことに対し、驚愕した次第です。

 

 そこで、先に、アップを認めた県知事に対し、アップを認めた理由と根拠説明を求め公開質問をしました。しかし、県知事からの回答は、具体的に挙げている説明としては、交付額の全国状況を示して、全国最下位にあったから近隣府県の水準を勘案して引き上げた、とするもので、アップの必要性などに関し理解できる説明ではありませんでした。

 

 ついては、アップを求めた県議会各会派のみなさんに対し、あらためて公開質問させていただく次第です。

 

 どのような必要性があってアップを求めたのでしょうか。私達には、県が厳しい財政難に陥っていることから県職員の来年度の給料2%カットあるいは、秋の県民総合体育大会が来年度休止されるとのことが伝えられている昨今、県の財政難をおしてアップを認める合理的な理由があるとは到底考えられないのです。

 

 それに、右調査費が議員にわたり「議員のヤミ給与になっているのでは」という疑惑もあります。仮に、本件調査費がヤミ給与になっていたとしたら、それこそ許されない大問題です。私達は、県議会が情報公開条例の実施機関になっていないことを奇貨として、一切の情報を県民に明らかにしないところから、調査費の使途に少なからず不正支出の疑惑を抱いています。それはまた、先に、みなさんの先輩議員らで組織されたOB県議親ぼく団体において公金の不適切支出があったことからも、充分疑われることです。過年度の不正支出を隠してアップを要求していたとしたら、これまた許されない大問題です。

 

 このような私達の疑惑を払拭する意味からも下記事項に関しご質問致します。県政に関する情報は県民のものであり、貴殿らには、県民に対し説明する義務があります。質問に対し誠実にご回答ください。ご回答は、2週間以内に下さいますようお願いいたします。なお、資料開示を前提に、一定の期間延長を希望される場合は、その旨ご相談下さい。

 

 

1 平成12年度予算で調査費をアップされていますが、その理由を明らかにして下さい。

 

2 貴会派は、現在も調査費のアップが必要と考えていますか。

 

3 貴会派は、調査費を議員個人に配分していませんか。調査費を議員個人に配分している場合は、平成7年度から現在までの各年度に関し、その配分額を明らかにして下さい。

 

4 貴会派の、平成11年度の調査費の使途に関し、使途(支出)明細を明らかにして下さい。

 

5 また、上記使途明細には、その使途を裏付ける「領収証」等のコピーを添付して下さい。      

以   上