統一地方選県議選が２９日告示されました。

　紀の川市区（定数３）は無投票で、杉山としお候補（６８）＝新＝が初当選。紀北地方での自民党による議席独占に風穴をあけました。

　和歌山市区（定数１５）は現職全員と、共産、自民、維新の３新人が立候補。おくむらのり子（６７）＝現＝、松坂みち子（６２）＝新＝両候補は、知事や自民、公明両党がすすめるカジノ誘致を許すなと訴えました。

　海南市区（定数３）は、日本共産党の現有議席確保をめざす、こうの敬二候補（６９）＝新＝と、自民現職２人、自民系新人が立候補。カジノの玄関口になる同市でもカジノが大きな争点です。

　御坊市区（定数１）では、くすもと文郎候補（６４）＝新＝が、自民現職との一騎打ち。日高川の洪水対策に全力をあげる決意を表明しました。

　西牟婁郡（定数２）では、高田よしかず候補（５５）＝前＝が、市民と野党の共闘を実現し、自民現職２人と大接戦。「核のごみ」拒否条例を提案し、支持を訴えています。