党費 系統的努力で全身       和歌山県委員長 竹内 良平
  全党の力 あつめて
                                                   09年1月17日
   和歌山県では、総選挙で比例近畿ブロックでの4議席以上の実現へ7万票の獲得、地方選挙で勝利する、そして、県民の暮らしや命を守るたたかいの前進のために党の実力づくりに努めています。このなかで、党員拡大では、5中総後、234人を党に迎えています。
   同時に、県常任委員会では、全党員が参加する支部を広げていくこと、人間的連携に結ばれた温かい党をつくっていくことを大きな課題としてきました。
   そのために、党費納入に努力し、昨年12月度の当月党費納入数・率で全地区が前年を上回り、前年比で6.0ポイント前進し、年間総のベ納入数でも、前年より6.9%増え、2000年代最高の納入数になりました。このことで、この数年来、平均党費額が減少するなかで、党費収入でも一定の前進がありました。

 毎月部長会議

県党組職の党費納入は、07年までの5年間、全県的に過半数に至らず低迷していました。3年前、紀北地区で非常勤の地区常任委員が財政部長になり、他の数人の党員の協力も得て財政部の集団体制をつくり、系統的なとりくみで党費納入を大きく前進させる経験が生まれました。
   この教訓に、県全体で学び、地区財政部の確立と、定期の財政部会の開催を軸に活動をすすめてきました。昨年2月以来、県全体の当月納入数・率をほぼ毎月前進させてきた力になったのが、毎月開く、地区財政部長会議です。ここで、互いの経験を学びあってとりくみを強めてきました。
   南地区の西牟婁郡は、4年間で150人の党員を迎えてきました。この9割を超える党員が党費を納めています。郡委員会として、学習資料の提供もかねたこユースを月1回発行し、全党員に届け、結びつきを強めています。集落ごとに「集い」を開くなど、党員がそれぞれの条件を生かして、活動に参加できるように、日常的に援助しています。こうした努力の結果だと思います。

温かい党づくりと結んで
 1月の前進へ

昨年12月は、県・地区役員、地区・支部の財政担当者を先頭に、党費未納党員を訪問しました。経済情勢の悪化は、党員にも色濃く反映していました。しかし、多くの党員は、最近の志位和夫委員長を先頭にした党の奮闘ぶりを喜び、「選挙で、今度こそ躍進したい」との思いをもっており、働きかけにこたえて党費を納入しました。
   「党をやめる″と言っていた党員を念のため″と訪問したら、党活動への復帰を約束し、党費を納入してくれた」「学生時代に入党して以来、活動に参加したことも、誘われたこともなかったという党員が、活動まではいかんけど、党費を納めます″と、24年ぶりに納めてくれた」など、多くのドラマが生まれています。同時に、亡くなったことさえ掴んでいなかったという、心が痛む状況もありました。
   12月の活動を通じて、支部活動に参加できていない党員、党費未納の党員を、長く放置している事態を絶対に改善しなければならない、全党員が結ばれた温かい党をつくりたいとの思いをあらたにしています。各地で、支部会議の参加者を広げるため、支部ニュースをつくり、日常的に党員一人ひとりを訪ねる努力がすすめられています。北部地区では、点在党員の会議を毎月開くようにしています。
   前進したとはいえ、全県では一定数の党員が党費未納です。また1月度の前進は容易ではありません。14日には地区財政部長会議も開き、「昨年12月に納入したすべての党員から党費をあつめ、前進を」と意思統一しました。現状を直視し、生まれている教訓に大いに学び、引き続き取り組みを強めています。
   「党旗びらき」での志位委員長のあいさつは大きな感動を広げています。胸おどる情勢と展望をしっかり掴み、住民の苦難解決と総選挙勝利のために、全支部・全党員が力を合わせて活動に参加する状況をつくりたいと思います。そのためにも、党と党員とのきずなである党費の納入であらたな前進を勝ちとる決意です。


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