徹底捜査求め請願
  旧美里町の裏金問題  住民団体
                                                 2009212
   和歌山県旧美里町(現在は合併し紀美野町)の裏金問題で、「裏金を町民にとりもどす会」(井岡滋育、中家大治、狩谷陽三の3代表)は12日、徹底捜査を求める請願書7,494人分を和歌山地方検察庁に提出しました。
   旧美里町の裏金は、当時町長だった段木章氏が1999年に町長に当選したとき同町元三役から引き継いだもので、段木氏が町長だった7年間に3億6,000万円が使われ、多額の私的流用が疑われています。また当初、段木氏は裏金の残金692万円を町に返還すると表明していましたが、現在、裏金の元となったのは段木氏の前の町長に対する業者からのわいろを譲り受けたもので、個人の金だから返さないと主張。紀美野町は公金横領で刑事告訴しました。
   この日提出した請願のうち、町内が6,397人分で、紀美野町有権者の65%にあたります。会の代表らは「約1カ月間で町内の全戸を訪問し、ほとんどの人が署名してくれました。公金を私物化したことはみんなの目にあきらか。町民の手に裏金を取り戻すまで徹底追及したい」と話しました。
   提出には日本共産党の美濃良和田代哲郎両町議はじめ4町議が同行しました。


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