給食で偽装請負 和歌山市教育長が認める
                                                         2009年11月30日
   和歌山市議会本会議一般質問で日本共産党の森下佐知子市議は11月30日、市が学校給食の民間委託を進めている問題で「安心・安全に責任を果たそうとすれば偽装請負とならざるを得ない」と指摘し、民間委託をやめるよう求めました。大江嘉幸教育長は「適切でないと思料されるところがあった」と偽装請負を認めました。
   和歌山市では、すでに8校分を調理する共同調理場と自校方式の学校2校で民間委託を実施し、来年度さらに3校で実施しようとしています。
   森下市議は、民間委託で適切な請負契約にしようとすれば「献立を立てて指示する人」と「指示を受けて作る人」という関係だけにならざるを得ず、これまで築いてきた献立・食材・調理という一貫したチームを分断せざるを得ないと指摘しました。
   大江教育長は、偽装請負について「適切な契約になるよう改善に努める」とし、PTAなどからの反対について「理解を得られるよう努力する」とのべました。


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