和歌山市議会
学校給食 委託は2社独占
 森下、大艸市議が追及
                                                            201035
   和歌山市議会本会議一般質問で、日本共産党の森下佐知子大艸主馬(おおくさ かずま)両市議は5日、学校給食の民間委託で市の姿勢をただしました。
   両市議は、民間委託が来年度から3校増えることで合計5校と2共同調理場になり、うち5校が同一業者、2共同調理場が別の同一業者であることを追及。これら2社が事前公表されない最低制限価格ぎりぎりで落札した入札結果をしめし「きわめて不自然」とただしました。
   大橋建一市長は、落札できなかった業者から疑問の声が出たことについて「副市長に指示して経緯について説明を聞いたが問題がないと判断した」と答弁。高松小学校入札で両社が1円単位まで同一金額だったことについて「詳細な積算を行ったため同じ金額になったと思われる」と答弁しました。一方で市長は、事後の談合情報が寄せられた場合、情報内容を精査し「契約締結や解除の適否を判断」すると答弁しました。
   同日、和歌山市学校給食を考える雑賀の会と同高松の会は市教育委員会に、保護者らの不安や疑問を公開質問状にまとめ提出し、4月実施を見送るよう求めました。


       
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森下佐知子 和歌山市議
大艸主馬 和歌山市議