市田書記局長が青年と懇談
 若者には勝利の喜びも 社会進歩へ羅針盤手に
                                                             2010
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   日本共産党の市田忠義書記局長は4日、和歌山市内で開かれた党演説会終了後、参加した青年ら24人と懇談しました。題して「いっちーと青年で話す会」。「言うことはその通りなのに、なぜ議席が少ないのか」という率直な疑問から、沖縄・普天間基地「移設」問題、大学も含めた学費無償化など、幅広い質問・要望の一つひとつに市田氏は丁寧に答えました。
   議席数に疑問を投げかけたのは、演説会に初参加した国立大2年生の男性(19歳)。市田氏は、大政党に有利な小選挙区制度や反動勢力による妨害・圧力の実態を紹介した上で、制度と反動シフトを打ち破るため「自力で風を起こす努力が必要」だと応じました。
   事務職の女性(32歳)が質問した、普天間基地が国外に出た場合の県内経済の影響について、市田氏は「基地に依存している限り経済発展はない」と強調。観光産業の発展や特産品の育成には「植民地的状況をなくすべき」だと語りました。
   「なぜ国会議員になったのか」との声には「人前で話すのは苦手だった」と照れ笑いを浮かべた市田氏。党の要請で立候補した経過を語り、「首相や大臣に正面から国民の声をぶつけることができる。議員冥利(みょうり)に尽きます」と話しました。最後に市田氏は「若者にはたたかう喜びだけでなく、勝利する喜びがある。歴史の傍観者でなく、社会の前進へと羅針盤を持って進んでほしい」と力強く呼びかけ、青年らは拍手で応えました。
   懇談には参院和歌山選挙区の吉田まさや予定候補も同席しました。


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