国保広域化もTPP参加も反対
かつらぎ町議会 意見書と請願全員一致で
                                                                 20101210
 和歌山県かつらぎ町議会は、12月10日の厚生文教常任委員会で、「国民健康保険の広域化に反対し、国庫負担の復元を求める意見書」を全員一致で可決しました。
 日本共産党の宮井健次議員が捏案したもので、同意見書は広域化について「住民に対する市町村の負担軽減をやめさせ、国民に保険税引き上げか受診抑制かを迫って医療費削減を図ることが狙い」と指摘。「国庫負担を計画的に復元していくと同時に、高すぎる国保税を誰でも払える水準に引き下げていくことが求められている」と訴えています。
 また、12月9日の総務産業常任委員会は、県農民連が提出した「TPPの参加に反対する請願」を審議。「TPPへの参加は世界の流れだ」「3月議会でもいいのではないか」などの意見が出される中、日本共産党の東芝弘明議員は「農水省や北海道の試算でも明らかなように日本の農業は壊滅的打撃を受ける」「山本町長が12月議会あいさつでTPPへの参加は反対であると意思表明した」など粘り強く訴え、全員一致で請願を採択。あわせて「TPP参加反対」の意見書も全員一致で可決しました。

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