震災の現場から  党和歌山県委員会勤務員 中井文美さん
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 岩手県大船渡市・陸前高田市に日本共産党災害ボランティアとして行っている中井文美さん(33歳)=党和歌山県委員会勤務員=から、5月24日の活動状況を伝えるメールが党和歌山県委員会に届きました。要旨を紹介します。


  とにかく人手が必要
 
 社会福祉協議会のボランティアセンターに登録しました。その日によって募集しているボランティアは違うようで私たちは、力仕事、物資の仕分け、写真の洗浄、避難所のお世話にわかれて参加し、私は力仕事に。側溝のふたをはずし、泥をさらい、土のうにつめ、また側溝のふたをします。
 泥は砂利なども交じり、とても重かったです。私たち以外にも二十数人いましたが、ごく一部の溝しかさらえませんでした。一人の力って、ほんまに小さすぎる。泥をさらっている途中「被災地だけの力では復興できない」とハッとし、普通に生活できるようになるには、とにかく人手が必要なんやと痛感しました。
 コンビニやスーパーで物は買えます。食堂チェーン店なども営業しています。その横に、でっかい避難所があります。日常と非日常が入り交じっている難しさ。3月11日より前にここで生活されていた方たちは、どこにおられるのだろうと、波で中身がすっかりなくなった長屋を見て考えました。
     
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