岩出市  ゴミ有料化を考える集い
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 和歌山県の「岩出市のごみ問題を考える会」は6月4日、同市サンホールで「ごみ処理の有料化を考える集い」を開きました。
 日本共産党の市来利恵市議が、市民不在で来年4月実施をめざす市の有料化方針を報告。「市は有料化でゴミ減量効果が期待できるというが、専門家も疑問視している。実施した自治体の多くが3〜4年程度しか効果が持続していない」と指摘。ゴミ減量化の議論をしないまま、ゴミ有料化ありきの市の姿勢を批判しました。
 同会の清水さんが、情報公開条例によって入手した市資料にもとづき、岩出市のゴミ行政を報告。「生ゴミの1人当たりの排出量は減少し、資源ゴミは増加。市民は毎日、分別に努力しているのに市は市民に応える体制になっていない。市民と行政、双方向の努力があってこそ初めてゴミが減る。この問題は住民自治を自分たちの手に取り戻す運動だ」と訴えました。
 会場から質問や意見が相次ぐなか、莫大な委託料が必要な新焼却炉から市基準の4倍のダイオキシンが排出されたことなど同市のゴミ行政の問題が浮きぼりになりました。

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