自然エネルギーいかしたまちに 御坊市で講演会
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 日本共産党日高地方議員団と御坊市議団は7月9日、長年にわたり自然エネルギーの活用に取り組んできた和歌山大学の中村太和教授を招き、「原発ゼロへ―自然エネルギーをいかしたまちづくりを」を御坊市民会館で開きました。
 中村氏は、電力会社が原発を止めると大停電になると盛んに宣伝していることについて、2008年度の発電実績を示し「現在ある火力発電所の能力で楽にまかなえる」と指摘。問題になっている真夏のピーク需要についても土日操業や夏休みなどで対応できると説明しました。
 また、世界全体で2010年に風力など自然エネルギーの発電量が原発を追い抜き急成長していることを紹介。東日本大震災で問題点が露呈した大規模・集中型から小規模・分散・ネットワーク型のシステムへの移行を提案し、「日高川でのマイクロ水力発電や農林・果樹園芸からの多様なバイオマス発電などで、日高・御坊地域を自然エネルギーの基地に」とよびかけました。
 会場から、多くの質問や意見が出され、美浜原発で制御棒の取り換え工事に従事した経験を持つ男性は、「1日にやれる仕事はボルトを2個ゆるめるだけ。目にほこりが入り、半日洗浄した。たとえ救急車が来ても1時間洗浄しなければ外に出れない」と放射能の恐怖を語りました。

    
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