台風15号
 土砂ダム決壊を警戒
 和歌山共産党
  地元市議が状況調査





2011921
 台風15号により和歌山県では9月21日午後2時現在、54世帯104人に避難指示、4,633世帯9,100人に避難勧告、2市2町で4,980件が停電、交通の寸断などの被害がでました。
 決壊の恐れがある田辺市熊野(いや)の土砂ダムがある旧大塔村の隣、旧中辺路町で、消防団・二川分団の分団長をする日本共産党の川崎五一田辺市議は、20日午後9時から消防団詰所に泊まり、警戒にあたり21日午前6時から地域を回り被害がないか確認。「滝尻にできた土砂ダム(土砂災害防止法に基づく緊急調査の対象外)は水量が増えていましたが、台風12号のときのように民家がつかるところまではいっていません。今回は小学校の体育館や公民館に自主避難した人が大勢いました」と話しました。
 新宮市の杉原弘規市議は午前10時、午後1時、午後3時の3度、前回の台風12号で大きな被害を出した熊野川の状況を確認。「河口にいくと普通なら浜に押し寄せるべき波が川の流れに沿って横から打っていた。それだけ流れが強いのだろうか、初めてみた光景だ。水量は、いまのところ安心できるものだが、奈良県にできた土砂ダムが決壊したらどうなるが。途中にある民間や国管理のダムがまた一斉放流し水が押し寄せないだろうか」と話しました。

    
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台風15号の影響で岸に打ち寄せる波=9月21、和歌山市