産廃処分場計画
  問題点あげ追及


   南畑、渡辺両和歌山市議


2011927
 和歌山市議会本会議一般質問で日本共産党の南畑幸代渡辺忠広両市議はこのほど、地元住民が自治会をあげて反対する同市滝畑の民間産業廃棄物最終処分場計画(18ヘクタール、290万立方メートル、安定5品目)、について連続して質問に立ちました。
 南畑市議は計画されている安定型の産廃処分場が全国各地で深刻な環境汚染を広げ、日本弁護士連合会(日弁連)が「今後新規許可しないよう求める意見書」を環境省に提出し、茨城県水戸市では水源地汚染の危険性をあげて建設差し止めが最高裁で確定したことを紹介。市長自ら問題のあった施設に出向き、安定型処分場の問題点を調査すべきだと求めました。
 大橋建一市長は日弁連意見書について「警鐘を鳴らしたものと受け止めている」とのべ、「トラブルのあった施設を直接視察、調査する」と約束しました。
 渡辺市議は、水源や、道路、森林などで15項目に渡って問題点をあげ追及。事業計画にある市が所有・管理する南谷池を移設し調整池を設置する問題で東重宏まちづくり局長は「市所有地のため池の改修および廃止を行う場合」その池の水利権を持つ農家の同意が必要不可欠」と答弁しました。農家を含む住民がこぞって建設に反対しているなか、南谷池移設の困難さが浮きぼりになりました。

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埋め立て計画のある、南谷池