産廃処分場反対署名を提出  2万6千人分 和歌山市に
  予定地に水道の取水口 農業用水の水源
   地元自治会など

                                                                  2011929

 和歌山市滝畑の民間産業廃棄物最終処分場計画で同市山口連合自治会と滝膚自治会は9月29日、建設反対署名2万6,850人分を大橋建一市長に手渡しました。
 計画は大阪府との県境の山林18ヘクタールを伐採、290万立法メートルの産廃を投棄する県内最大規模のもので、予定地には上水道の取水口や農業用水の水源があります。
 山口連合自治会長は市長に「学習会をすればするほど危険なものというのがわかった。住民全員の思いです」と強調しました。提出に参加した住民らも「農業や生活の水を依拠している。私たちの命を守ってほしい」「和歌山市の玄関口にふさわしくない」など訴えました。
 大橋市長は「思いの詰まった署名。みなさんの気持ちは十分理解している。法のもと適切に判断したい」と署名を受け取りました。
 住民らは署名提出後、市議会各会派に要望に回り、日本共産党和歌山市議団では市議5人全員が応対。森下佐知子市議団長が「みなさんと力を合わせ計画阻止に全力をあげます」と決意を表明しました。
 滝畑自治会長は、日本共産党市議団の追及で明らかになった計画地内の南谷池を移設するには、水利権者の同意が必要という問題で「水利権者は全員反対。これは力強いことだ。行政は住民目線で取り組んでほしい」と話しました。

    和歌山県委員会の被災者救援募金にご協力お願いします←
    和歌山県委員会TOP