生きるための何でも相談村

    和歌山市で実施

  国保の滞納延滞金免除して


20111211
 「生きるためのなんでも相談村」が12月11日、和歌山城西の丸広場で実施されました。相談村は、和歌山ホームレス支援機構やクレジット・サラ金被害をなくす会「あざみの会」、県地評など16団体が参加。日本共産党からも和歌山市議団が参加し生活相談に応じました。
 高齢の両親とともに訪れた女性は、父が癌を治療中で、母も糖尿病で視力が低下。介護のため働きに行けず父の年金14万円だけで生活しているといいます。以前住んでいた紀の川市で国民健康保険を滞納し、きびしい催促に「医療費だけで月5万円。ぎりぎりの生活です。14.6%も加算される滞納延滞金を免除してもらえないのでしょうか」と訴えました。
 全国を転々とし現在、紀ノ川にかかる橋の下で寝起きする男性(35歳)は「住所がないので仕事に雇ってもらえない。全く仕事がない」と相談するなど、多くの相談者が集まりました。
 村長の由良登信弁護士は、所持金2,000円しかないのに「仕事を探して半月後に来い」と市に生活保護申請を拒否された人が相談村によってすぐ生活保護が受けられたことや、相談者が借金や不安定雇用、医療・介護など多くの問題を抱えていることを指摘。「相談村は様々な専門家が参加しでおり、多くの問題を抱えた相談者にも一度で対応できます。相談村は年1回ですが、参加団体は毎月集まり情報交換をしています。困ったことがあったら、いつでも事務局に連絡してほしい」とよびかけました。
 相談村事務局=県地評 073(436)3520

    
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生きるための何でも相談村=12月11日、和歌山城西の丸広場