水源に巨大産廃処分場
   和歌山市民が抗議デモ
       署名5万人分に



20111215
 和歌山市滝畑に計画されている民間産業廃棄物最終処分場問題で同市滝畑自治会と山口連合自治会は12月15日、同計画を許すなとJR和歌山駅前からデモ行進しました。住民らは市役所に到着後、市に署名2万3,150人分を提出。前回提出分と合わせ署名は5万人分に達しました。
 計画は、大阪府との県境の山林18ヘクタールを伐採し、290万立方メートルの安定型産廃を投棄するというもの。完成すれば全国の中核市にある産廃処分場のなかで容量が最大、面積でも2番目という巨大さです。予定地には上水道の取水口や農業用水の水源があります。
 日本共産党和歌山市議団は計画当初から住民と連携。市議会で、安定型処分場が全国各地で環境汚染やトラブルを引き起こしていることや、10年程度の操業としながら和歌山市で排出される安定5品目約60年分もの容量があることを明らかにし、「市内に巨大処分場はいらない」と住民の声を代弁しています。
 ほとんどの住民がデモは初めてというなか、行進当初はシュプレヒコールにとまどいを見せながらも「飲み水を守れ」「市は産廃を許可するな」「田舎をゴミ捨て場にするな」などと訴え、沿道の注目を集めました。

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産廃処分場反対を訴える住民ら=12月15日、和歌山市