台風被災者支援

  もちつき・青空市

   党那智勝浦町支部







20111218
 台風被災者への支援を続けてきた和歌山県の日本共産党那智勝浦町支部は12月18日、同町で被災者支援もちつき・青空市を行いました。仮設住宅に入居した人々が次々と訪れました。子どもたちは重いきねを持ちあげて一緒にもちをついたり、年配の女性は慣れた手つきでもちを丸めました。
 同町は台風12号による土石流、洪水で25人が死亡、住宅の全半壊は662軒に上りました。県が借り上げた旅館や年金保養施設跡地などの避難所が12月15日までに閉鎖。住宅が全壊した被災者は、20戸の仮設住宅や公営住宅、町が借り上げた民間住宅などで生活していくことになります。町の福祉健康センター隣の空き地に設置された仮設住宅には現在17世帯が入居しています。もちつき大会には、被災者ボランティアで何度も同町に来ていた大阪府堺市の乾恵美子党市議ら同市の党支部や民青同盟員ら7人がもち米やもちつき道具を準備して駆けつけました。地元の田中幸子町議、松坂英樹高田由一両県議も参加しました。
 台風で中学生の孫を、復旧作業中に夫を亡くした、同町市野々の女性(72歳)は、3人の小学生と一緒にもちつきを楽しみました。小学生は土石流で壊れた市野々小学校が復旧していないため、現在は勝浦小学校に通っています。
 女性は「前は毎日小学校の行き帰りに私の家に寄ってくれたこの子どもたちが仮設に住むと聞いたので私も仮設に入りました。今は“おじいちゃんにあいさつ”といって仏壇におまいりしてくれる。元の家には帰れないが、こうしてみんなに元気づけてもらってありがたい」と話していました。

    和歌山県委員会の被災者救援募金にご協力お願いします←
    和歌山県委員会TOP




力いっぱいもちをつく子どもに声援を送る高田(正面左)、松坂(同右)両県議=12月18日、那智勝浦町