水源に産廃処分場造るな   説明会で住民迫る
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 大阪府との県境、和歌山市滝畑に産廃処理業者「フォーシーズン・ファクトリー」(同市)が計画する産業廃棄物最終処分場計画で、地元の山口連合自治会は2月5日、業者を呼んで市内で説明会を開きました。会場を埋め尽くした200人を超える住民たちは計画断念を要求しました。
 計画は、上水道の取水口や農業用水の水源がある山林に19ヘクタール、容量230万立方メートルの巨大な産廃処分場をつくろうというもので、滝畑自治会と山口連合自治会は建設反対を決議。市に提出した署名は5万人に達し、さらに増え続けています。 説明会で、廃プラスチックなど安定5品目を埋め立てる計画に、住民らは三重県で視察した同様施設のすさまじい臭いや汚染で苦しむ地域住民の惨状を明らかにし、汚染原因の分別が事実上不可能な安定型処分場の危険性を告発しました。
 業者は「搬入する会社を選ぶ。搬入時に展開検査をする」と説明。住民たちは、搬入先まかせ、小手先の検査体制の説明に不安を増大させました。さらに道路状況を無視した搬入ダンプや地質についての説明で立ち往生し、業者への不信感は一気に高まりました。
 住民らは「命の水を守れ」と重ねて計画断念を迫りました。

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