和歌山県に介護労働者ら要望
 給料安く重労働
   実態訴え「制度充実を」

201228
 和歌山県社会保障推進協議会は2月8日、介護保険制度の充実を求め県に要望書を提出。介護労働者らが現場の実態を訴えました。
 夜勤明けなど参加した介護労働者らは「昔にいたところは1日平均12時間働いて残業代なし、年収180万円でした。今いるところは残業代が出ますが、結婚して子どもができればやっていけるかと不安です」「高齢者はどんどん増えるのに、給料が安く重労働の介護職員は、なり手がなく足りないままです。休みの人が多い土日は休憩もとれません」など職場の実態を伝え、安心して働き続けられる職場にしてほしいと訴えました。
 応対した鈴木敏彦福祉保健部長は「(廃止される)介護職員処遇改善交付金の継続を求めてきたが残念だ。処遇改善のため引き続きしっかり国に要望していく」とのべました。また来年度の介護保険料について「県平均で800円から900円の値上げが見込まれる」と明らかにしました。
 奥村規子県会議員が同席しました。

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県に要望書を提出し訴える県社保協(左側)と奥村県議(右から2人目)=2月8日、和歌山県庁