産廃処分場許すな
      和歌山市議会
      渡辺議員 地震に弱い計画地

201235
 和歌山市議会本会議一般質問で日本共産党の渡辺忠広市議は3月5日、同市滝畑の民間産業廃棄物最終処分場の計画地について地質学者による「適地とはいえない」という分析結果を示し、計画を許可しないよう求めました。
 渡辺市議は、日本共産党和歌山市議団が計画地について、日本地質汚染審査機構の熊井久雄大阪市立大学名誉教授ら地質学者に意見をもとめた結果、計画地の南1.15キロから2キロの所に根来(ねごろ)断層があり、それに直行する断層も予測されるなか「これらの境界はわずかな力で動きうる。不安定で不規則な境界」「計画地としては、あまり良い適地とはいない」と指摘したことを紹介。渡辺市議は「予想される東南海・南海地霞が発生した場合、この地域が大きく動く危険性がある。計画地の谷は向斜線(沈み込む地形)によって形成されている」と危険な地域への産廃施設建設を許可するなと迫りました。
 上島勲市民環境局長は「地質等は許可の要因になっていない。設計基準を順守するよう事業者を指導する」と答弁しました。
 また、事業者の説明責任問題で大橋建一市長は「(2月実施の説明会は)住民の不安が解消される説明ではなかったと聞いている。事業者は十分な説明責任を果たすことが必要だ」と答弁しました。

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