産廃できれば水質悪く
    府県境の滝畑に処分場計画
   阪南市民が和歌山市民と交流



2012415
 大阪府との県境、和歌山市滝畑で計画されている民間の産業廃棄物最終処分場が大阪側への影響も懸念されるなか、大阪府阪南市の住民らでつくる「和泉の水を育む会」は4月15日、計画地で「和泉の水の源を探るウオーキング」を実施。和歌山市と阪南市の住民らが交流しました。
 一行は、滝畑自治会の瀧本貞雄会長の案内で滝畑地区の集落から約1時間歩いて計画地に到着。南谷池の上にある栗林で居一食をとりました。
 「育む会」代表の一人、尾崎スイミングスクールの福岡久一会長は「滝畑川は大阪で山中川になる。私のところのプールは山中川流域の伏流水を利用している。保健所は水道水よりはるかに良い水質と言ってくれている。産廃で水質が悪くなるのは決まっている。これは大阪の問題なんだ」と強調。同じく代表の一人、浪花酒造の成子和弘社長も「創業して300年。地下水でお酒を作ってきましたが、つくれなくなってしまいます。行政は『和歌山のこと』と動いてくれない。市民の運動で止めたい」と話しました。
 昼すぎには、日本共産党の南畑幸代和歌山市議や党楠見後援会のメンバーも合流。親しく懇談しました。

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(左から)福岡、成子の両氏と懇談する南畑市議(右から2人目)=4月15日、和歌山市