和歌山市滝畑で計画
「産廃」反対署名12万に
住民が提出・デモ
2012年6月28日
和歌山市滝畑の産業廃棄物最終処分場計画に反対する滝畑自治会と山口地区連合自治会は6月28日、和歌山市に建設反対署名を提出しました。署名は、これまでの提出分と合わせ12万に達しました。
計画は、和歌山市の産廃業者「フォーシーズン・ファクトリー」が和歌山県と大阪府の県境の山林を広範囲に伐採し、処分場面積10.8ヘクタール、容積226万5,205立方メートルという国内最大級の安定型最終処分場をつくるというものです。安定型をめぐっては全国各地で被害が続出。日本弁護士連合会が今後新現に許可しないよう求める意見書を出しています。
書名提出にあたり同日、約150人の住民らが市内をデモ行進し、「命の水を汚すな」「山林伐採は洪水や土砂災害を引き起こす」と訴え、沿道の注目を集めました。
計画地は、大阪府阪南市の水源地にあたるなか、同市でも「和泉の水を育む会」が結成されるなど反対運動が広がっています。
和歌山市は「不安に対応」 南畑市議に答弁
2012年6月20日
和歌山市議会本会議一般質問で日本共産党の南畑幸代市議は6月20日、和歌山市滝畑の民間産業廃棄物処分場建設計画で市の姿勢をただしました。
南畑市議は、学習すればするほど飲み水や洪水、環境破壊など、より一層不安がつのり計画撤回が唯一の不安解消だという住民の声を紹介。和歌山気象台が雨量164.5ミリを観測した1995年の集中豪雨で滝畑地区が大洪水になったことを写真も使って指摘。産廃計画による11ヘクタールもの森林伐採が大洪水の危機を増大させると迫りました。
大橋建一市長は、全回でトラブルが多発している安定型処分場について「視察先を検討する」と答弁。滝畑川下流の大阪府阪南市の住民が森林伐採による大洪水に強い不安をもっていることについて「阪南市役所の担当部局と情報を共有し、市民の方々の不安に対応したい」と答えました。
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